
こんにちは、猫と流木ねこりゅう代表の今井ケンです。
本日は名古屋市にお住いのH様のキャットタワー製作事例をご紹介いたします。
ご注文のきっかけは、H様がインスタで猫と流木ねこりゅうをご覧になったことでした。
その後、ペット博横浜の展示会にブース出展していた際に、H様がキャットショーでいらっしゃっていて、ねこりゅうのブースにお立ち寄りいただき、展示していたキャットタワーなどを直接見て、触っていただき、お話しする機会がございました。
H様はベンガル猫を中心に多頭飼いされており、キャットショーにも頻繁に出陳されているオーナー様でした。また、お話を伺うと、インテリアや木材にも豊富な知識やこだわりをお持ちのお客様でした。
キャットタワーのリクエストとしては、
1)3段の台座
2)ベンガルがいっぱいジャンプできるように広い台座間隔
3)高さは180cmほど
4)枝の張りは抑えてスリムなシルエット
というものでした。
まず、流木素材を集めて、H様と一緒に素材を選んでいきました。
幹となる部分は3つに枝が分岐しているものをお勧めさせていただきました。
枝が横に張らず、どの枝も上方向に伸びており、スリムなシルエットのものを見つけることができました。

どの高さに台座(ステップ)が入るかのイメージ写真もお送りし、完成形を想像していただきながら、進めました。
また、H様から「幹は割れの入っていないものにしてほしい」とリクエストはいただきました。ただ、木(流木も)は呼吸をしており、季節や湿度で伸縮するため、全く割れのない素材はむしろご納品後に思わぬ変形をしてしまうリスクもあったため、割れのある素材を選定していることはご理解いただきました。
H様は名古屋で、当店の工房(函南)に来ていただくのは難しかったので、メールでのやり取りで製作を進めてまいりました。

次に、土台部分の素材も選んでいただきました。
この部分は流木ではないのですが、味のある古材を探してきて、AとB二つをご提案いたしました。H様のお好みはBでした。私も個人的にはBの方がテクスチャーがワイルドでいいなと思いました。


最後に台座(ステップ部分)も選んでいただきました。
こちらもAとB二つの素材をご提示し、Aの方を選んでいただきました。
この過程も、メールでお写真でご連絡しながら、選んでいただきました。
ちなみにこれらの台座もすべて流木です。元は太い1本の幹の流木を輪切りに切り出して使用しています。




このように各パーツを選んでいただきながら、組み上げていきました。
さらに、キャットタワー製作中に、H様から「キャットタワーに合わせて、観葉植物をおくスツールも流木で作ってほしい」と追加のリクエストもいただきまして、ご提案いたしました。
スツールのボディ部分に使った流木素材はねじれが入っており、見る角度によって風合いが違うとてもいい素材が見つけることができました。

約3か月の製作期間を経て、当店が直接H様宅まで配送、設置させていただきました。
高さ180cm、重さ39kgほどあるタワーでしたので、慎重に設置場所の2階のお部屋までお運びいたしました。

ベンガルちゃんたちもくつろいだり、楽しそうに遊んでくれて、作り手としても本当に嬉しい。特にワイルドなベンガルちゃんにはワイルドな流木がお似合いですね。
スツールは観葉植物置きではなく、猫ちゃんたちの台座になってしまったようです、でもそれも嬉しいですね。H様宅のオシャレなインテリア・内装ともぴったり。
長くなりましたが、名古屋H様宅のベンガルちゃんたちの大型流木キャットタワー製作事例でした。
猫と流木ねこりゅうではオーダーメイドでキャットタワーをお作りしております。猫ちゃんと飼い主さんの理想の一本を形にします。まずは設計相談は無料ですので、HPやDMにてお問い合わせください。
猫と流木ねこりゅう代表 今井ケン
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